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COVID-19(コロナ)とインフルエンザについて

  • heiwamed0002team
  • 2023年10月28日
  • 読了時間: 2分


当院のCOVID-19、インフルエンザの検査数と検査陽性者数の推移です。

上記は検査陽性者数であり、臨床判断としてインフルエンザ陽性と診断している方は含まれていません。


10月中旬より急激にインフルエンザの患者さんが増えてきています。

いまのところ、当院では1名B型が居ましたが、その方以外は皆さんA型でした。

その他には、溶連菌が増えてきている印象を持っています。


インフルエンザウイルス感染症について

インフルエンザは、解熱するまでの期間が3.5-4日と他の風邪よりも長いものですが、解熱するまで経口補水液を摂取しながら脱水予防に努めることが大切です。

また、インフルエンザ感染後に二峰性に発熱する場合や呼吸不全が進行する場合には、二次性に黄色ブドウ球菌肺炎を起こすことがあるため、注意が必要です。

また、現在は若年者での感染者が多い印象がありますが、今後は高齢者での感染が広まることも懸念はされています。


インフルエンザの検査について

インフルエンザは抗原検査を行っていますが、発症後1日経過時点でも8割程度しか陽性として検出できない検査です。

そのため、抗原検査だけではなく咽頭所見を確認し、「インフル濾胞の有無」を確認することが大切です。抗原検査陰性であっても、インフル濾胞が確認できればインフルエンザの診断となり、各種薬剤を処方しています。


インフルエンザの治療について

数年前に、「タミフル」内服に伴う異常行動が話題になったことがありますが、今の考えとしては、「タミフルが原因ではない」とされています。インフルエンザ感染症に伴う高熱による「熱せん妄」であり、抗ウイルス薬内服の有無にかかわらず注意が必要といわれています。

当院では、小児・乳児患者さんにはタミフルドライシロップ、吸入可能な患者さんにはイナビルを積極的に処方しています。


抗ウイルス薬について

メリット

  1. 非内服群より早く解熱する

  2. 内服翌日以降の排菌量が非内服群より激減する

  3. 肺炎などの重症化抑制効果がある (詳しくは小児科学会提言参照 https://www.kansensho.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=37)

お休みについて

2類感染症のように強制力のあるものではありません。

ただし、学校保健法では出席停止となるため、通学・通園中の方はお休みとなります。

発症日が「0日目」であり、「5日目」までお休みです。「6日目」から登校可能です。

また、解熱後2日間もお休みが必要です。(例. 火曜日に解熱した場合、金曜日より登校可能)。小学生以下の場合は、解熱後3日間のお休みが必要です。

 
 
 

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