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カウンセリンググループ

マイコプラズマ感染症

マイコプラズマ感染症

マイコプラズマ肺炎は「肺炎マイコプラズマ( Mycoplasma pneumoniae )」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。
患者の約80%は14歳以下のお子様ですが成人の報告もあります。マイコプラズマ肺炎は秋冬に増加する傾向がありますが、1年を通じてみられます。

感染経路

飛沫・唾液感染

潜伏期間

2-3週間と長め

感染性のある期間

抗菌薬内服を行わない場合には、咳などの呼吸器症状が出てから3週間程度。ただし、抗菌薬内服をして48-72時間程度で感染性は大幅に低下する

登園の目安

学校感染症に該当しないが、目安としては「解熱しており、抗菌薬内服してから48時間以上経過していること」

主な症状

  • 長引く発熱、全身倦怠感、頭痛、乾いた咳

  • 特に咳は解熱後も長く続くことがあり、2週間以上続くことも多い。

  • まれに胸膜炎、心筋炎、髄膜炎・脳炎、関節炎、糸球体腎炎、溶血性貧血などの合併症が起こることもある。

検査方法

咽頭ぬぐい液による迅速抗原検査が実施可能です。しかし、この検査は感度が低く(4割程度との報告もあり)、検査漏れ(本当は感染しているのに陰性と出てしまう)が多い検査です。マイコプラズマは肺の奥のほうで増殖するため、咽頭ぬぐい液で菌を拾うことが難しいためです。
そのためマイコプラズマ肺炎は症状や病歴、胸部レントゲンでの肺炎像の確認、流行状況・接触状況、採血(白血球の数等)を医師が総合的に判断して診断・治療する場合があります。
また、5日間程度かかりますがPCR検査もあります。全身状態に応じ、何の検査を行うかを検討します。

治療方法

マイコプラズマに適応のある抗生剤を処方します。第一選択の抗生剤(AZM、アジスロマイシン)を飲めば通常2~3日で解熱しますが、解熱しない場合は耐性菌の可能性があります。その場合は再診のうえ、第二選択の抗生剤での治療が必要です。抗菌薬内服後48-72時間経過しても症状改善が無い場合には、抗菌薬の変更を考えるため、再診して頂きます。

感染症別 感染性・登校登園基準一覧 2025.6.1

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